先輩インタビュー
老舗旅館「別所温泉 緑屋」
支配人
大熊夫妻
事業継承で夫婦で旅館経営。
実際体験できる場所とシステムがあること、仲間がいることが強み!
里山コネクトを使用した別所温泉のDX化により、温泉街に活気を!
事業継承プログラムで、夢だった自分たちの宿を持つことにチャレンジ。
別所温泉出身で、別の旅館で14年間、調理師をしておりました。
その後緑屋旅館で支配人兼料理長を経て、この度、陣屋グループで新たに展開中の緑屋プロジェクト「別所温泉 緑屋」を夫婦で運営させていただけることになりました。現在陣屋で修行中です。
新たに生まれ変わる緑屋は、エリザベス女王から”緑の魔術師”と呼ばれた世界的庭園デザイナー、石原和幸さんとのコラボで実現した四季折々の美しい庭園を有する宿。これまでの1泊2食の旅館スタイルとは異なり、街のコミュケーション拠点となるような、ITをフル活用した新しいスタイルの宿を目指しています。緑屋プロジェクトは別所温泉だけではなく全国拡大中です。今後は夫婦で宿を経営する仲間を絶賛募集中とのことで、私たちがそのお手本として先陣を切ることになりました。
陣屋さんとの出会いは約8年ほど前、緑屋旅館でホテルシステムである陣屋コネクト導入の検討の時です。元々は超がつくほどアナログな旅館でしたが、今では陣屋コネクトのシステムがない運営は考えられません。導入に際しては、わからないところは遠慮なく聞いて、システムを業務に落とし込むことができました。「別所温泉 緑屋」の運営に抜擢され、生まれ育った別所温泉で自分の宿を持つ機会を与えていただけたことが本当に有難いです。昔の別所温泉の様に活気や元気を取り戻したいと思い、モチベーションが上がっています。
妻の英子は、『オーナーから緑屋プロジェクトのお話を伺った時は、正直ちょっとワクワクしました(笑) 以前は人前に出る仕事ではなかったので、直接お客様に触れ合える仕事に今は楽しみを感じています』と話しています。
今後は、緑屋という「点」ではなく、別所温泉という「面」でお客様をお迎えできるような地域にしていきたいと思います。一泊二食、というこれまでの旅館のスタイルを変え、過ごし方の選択肢が増えることにより、お客様には選ぶ楽しみが増えるのではと思っております。里山コネクトを絡めた別所温泉のDX化を行い、地域活性に繋げていきたいです。
今、旅館業界は支配人や経営者を担う後継者が育ちにくいという問題を抱えています。まず別所温泉 緑屋で私達が先陣を切り、若い人たちに夢、さらなる可能性を見せてあげたい。現場で働く方々に、「将来自分の宿を持ちたい!」と思ってもらえるような成功例になりたい。そうしてどんどん新しい芽が出ていって、旅館業界全体にたくさんの花が咲くと良いな。そう思っています。